Tuesday, May 22, 2007

久々に地酒の事 

数ヶ月ぶりに地酒を仕入れに「酒のひろせ」をお訪ねした。本日購入したのは

一、天領 袋搾り無濾過純米大吟醸

一、酒屋八兵衛 山廃純米 無濾過生原酒

一、酒屋八兵衛 伊勢錦 純米大吟醸生酒
上のお酒を紹介しているひろせさんのブログの記事はこちら

今天領をちびちびやりながらこの記事を書いております。小生の拙い表現で申し上げるなら...
最初に一升瓶を抜栓して嗅いだ香気はまるで果実の様な...林檎?いや葡萄に近い、もっと言うならマスカットを思わせる澄んだ甘い香りでした。安い日本酒にありがちな、鼻腔の奥をおっつけるような暑苦しさは微塵もない、清涼感溢れる印象です。味も香りに違わず本当に白葡萄を思わせる甘味で、日本酒は甘い方が好みのcodyはもうメロメロです。
で今回は日本酒に加えフランスワインを一本購入しました。売り場のPOPを一目見て感じる処があったもので...

一、VACQUEYRAS ヴァケラス  赤、フルボディ 等級AOC 葡萄品種グルナッシュ
    生産者 エドモンド ビュルル家

会計のときご主人に「ヴァケラスはご存知でしたか?」と訊ねられた。全く知らなかったがPOPの文句を拝見して何かしら惹かれるものを感じた旨お伝えしたところ「いや実は私の個人的に一押しのワインでして...!」おおっ!久々に感じるこのテンション!!
筆者の記憶するかぎりでここにそのときの談話をご紹介すると

このビュルル家は先代の家長が亡くなった後、一時ワインの生産者として存亡の危機に立っていたらしい。三人いた息子たちは父亡き後仲違いして長男が家を離れ、次男と三男で畑と造醸所を継いだのだがこれがまったく上手くいかず、先代までが築いてきたヴァケラスの葡萄酒の味と評価はほぼ最低の所まで落ちたという。数年後、長年ビュルル家と取引してきた業者も「もはやこれまで」と最後通牒を告げるつもりで訪ねて行ったところ、何とずっと家を離れていた長男が戻っていた。ヴァケラス復興の為、弟達が頭を下げ他所の醸造所で働いていた長兄を呼び戻していたのだそうだ。原材料の葡萄の栽培、葡萄酒の醸造の双方で往年のレベルの出来に回復しているのを確認した業者は取引の継続を決めたという・・・これが4~5年前のお話、である、たぶん。
(近々お店のブログでヴァケラスの事を書かれる予定だそうなので、詳しくはそちらに譲りたい)

ご主人にとってもこのヴァケラス復興は朗報のようで、上のお話をされているときの、もう頭を掻き毟らんばかりの身振り手振りで熱弁されるお姿を観ていて何だかこちらまで嬉しくなってしまった。

作り手・売り手の万感の熱意こそが顧客を得、市場を拓くのであろう――そうに違いない。

・・・気づいたら天領が半分にまでなっていた。今日はここまでにしておこう。天領は。
それではいよいよヴァケラスを開けようか。
そういうことで皆様、今日はこの辺で・・・。

Friday, May 11, 2007

録音 

あまり更新できていないが、Podcast配信は継続している。
録音はiPod+iTalk PRO、それをiTunes経由でPCに転送、SoundEngineで 編集したのちmp3に変換、Podcast用に開設したブログにアップ...というのがおおよその工程。

我ながら素人くさいと思う。

何より録音手段が問題ありだ。小生のPodcastを聞いてくださった方はお気づきのことと思うが時々朗読の合間にハードディスクの 回転する音がばっちり聞こえている。
録音・編集それぞれの段階で(今の筆者に)可能な限りノイズの除去に努めてはいるもののどうにもならない部分も少なくない。

読みのスキル、機材もふくむ録音環境、編集のスキル。課題は多い。
そして広い意味での「企画」や「しくみ」づくり。

筆者がiPodユーザーであることもあり、Podcasting開始以前から
「如何にすればiPodで快適に楽しんでもらえるか」を念頭に置いていた。
再生中、<歌詞>で合わせてテキストにも目を通す事が出来るよう シナリオ?をiPodで(1ページとして)表示可能な4000文字以内で分割し、mp3と 合わせてアップしているのもその一環のつもりだ。
(筆者の読みの拙さを補完したかったこともあるが)
ひとつの話を分割してアップしてきた主な理由はこの4000文字の制約である。

「日本語で、主にiPodで聴くためのオーディオコンテンツ」についてぼんやり考える日々。
これについて思うところを今後もちょくちょく書いてみたい。